令和5年度半期開示

JA東京中央プロフィール

事業内容

信用事業・共済事業・購買事業・販売事業・宅地等供給事業など総合事業

設立

1996年(平成8年)4月 6JA合併

代表者

代表理事組合長 宍戸 幸男

出資金

11億38百万円

総資産

4,259億円

組合員数

15,157人(うち正組合員数:1,875人  准組合員数:13,282人)

職員数

376人(うち男性:208人 女性:168人)※嘱託職員等含む

適格請求書発行事業者登録番号

T3010905000470

事業所

本店所在地:東京都世田谷区粕谷3丁目1-1

本支店:13店舗

子会社 :1社(株式会社JA東京中央セレモニーセンター)

※令和5年9月末現在の数値です。

JA東京中央の基本理念から中期経営計画までの関係性

<基本理念>~ 当組合の最も大切にしている考え方です ~

JA東京中央は「農」をもとに組合員・地域のみなさまとのふれあいを深め、      地域社会への貢献を目指します。

<目指すべき姿>~ 基本理念を基に中心となる3本の柱を設定しています~

≪都市農業を守る農協≫

農業者の営農環境の整備を図り、持続可能な都市農業を実現します

≪地域住民の「食」を守る農協≫

安全で新鮮な農産物や農の多様な機能を地域住民に提供します

≪組合員のくらしを守る農協≫

組合員の資産やライフイベントの課題解決を、相談を軸にサポートします

<第9次中期経営計画>

~ 目指すべき姿を土台として、4つの戦略と重点施策を設定しています ~

テーマ:『農』と『相談』を基軸とした未来へのチャレンジ

戦略

持続可能な都市農業の実現

くらしの課題解決型相談への進化

組織基盤の強化

経営基盤の強化

重点施策

1.訪問活動を起点とした農業経営支援にチャレンジ

1.金融仲介機能の発揮にチャレンジ

1.協同組合としての人づくりにチャレンジ

1.働きがいのある職場づくりにチャレンジ

2.農業所得の増大やフードロス対策にチャレンジ

2.将来リスクへの価値ある保障提案にチャレンジ

2.組合員との繋がり強化にチャレンジ

2.IT技術活用による業務効率化にチャレンジ

3.環境保全型農業にチャレンジ

3.組合員の資産価値向上や事業承継サポートにチャレンジ

 

3.経営管理の進化にチャレンジ

4.農業・食料理解の醸成にチャレンジ

 

 

4.内部統制システムの適切な運用

JA東京中央 令和5年上半期の取り組み

  

矢口支店 リニューアルオープン

小学校の先生への食農教育

【FM二子玉川】地場産野菜たっぷりのスムージー

JAスクール 親子クッキングセミナー

※JAスクールとは組合員を対象として様々な学びを提供する場です。ご興味のある方は『准組合員になるには』をご覧ください。

親子で地場産野菜のピザづくり

【こども共済・住宅ローン等利用者対象】

ジャガイモ収穫体験

【JA×ファミリーマート食農コラボイベント】

【JA東京中央の自己改革】

 JA東京中央は、平成28年度より組合員との徹底した対話に基づいて、「都市農業を守る農協」・「地域住民の「食」を守る農協」・「組合員のくらしを守る農協」を目指すべき姿とする自己改革の実践に全力で取り組んでまいりました。令和5年度も引き続き、地域の皆様の都市農業へのご理解をいただきながら『都市農業を頑張る生産者を応援したい』『地域の農業を守りたい』という気持ちを、様々な活動を通してより一層盛り上げていきたいと考えています。当JAはこれから先もずっと地域になくてはならないJAであり続けるため、持続可能な経営基盤の確立・強化とともに、組合員との徹底した対話を通じ、総合事業を基本として「不断の自己改革」に取り組みます。

令和5年9月期開示項目

令和5年9月末現在

(注)本資料中の百万円単位で表示している各表は切り捨て処理をしているため内訳の合計が一致しない場合があります。

Ⅰ地域貢献に関する取り組み

全般に関する事項

 当JAは、大田区、世田谷区、杉並区、中野区、品川区、目黒区、新宿区を事業区域とし、農業者を中心とした地域住民の皆さまが組合員となって、相互扶助(お互いに助け合い、お互いに発展していくこと)を共通の理念として運営される協同組織であり、農業をはじめ地域の発展・活性化に資する地域金融機関です。 当JAでは、組織の皆さまからお預かりした大切な財産である貯金を主な源泉として資金を必要とする組合員の皆さまを中心にご利用いただいております。

 また、JAの総合事業を通じて各種金融機能・サービス等を提供するだけでなく、地域の協同組合として、農業や助け合いを通じた社会貢献に努めています。

1.地域からの資金調達の状況

組合員をはじめ地域の皆さまからの厚いご信頼をいただき、大切な財産をお預かりしております。
貯金残高3,876億円

〈主な貯金商品〉

◆子育て応援定期貯金 ◆年金受給者優遇定期貯金 ◆相続定期貯金 ◆不動産売買仲介定期貯金 ◆資産承継定期貯金◆個人ネットバンク金利上乗せ定期貯金 ◆ATM金利上乗せ定期貯金  

2.地域への資金供給の状況

組合員をはじめ地域の皆さまのさまざまなニーズに対応するとともに、適切な業務運営により健全性の向上をはかり、安心・便利に資金をご利用いただいております。

貸出金残高  1,629億円

〈貸出先〉 ◆組合員等 1,397億円 ◆地方公社等 11億円 ◆その他 221億円

〈主な融資商品〉◆農業パワーアップサポートローン ◆JA住宅ローン(一般型・100%応援型)◆JA住宅ローン(借換応援型)◆JA賃貸住宅ローン ◆JAマイカーローン(ニコス)◆教育ローン(ニコス)◆リフォームローン(ニコス)◆カードローン(ニコス)◆リフォームローンおよびリノベーションローン◆相続関連資金(分割分・一括分)

〈制度融資〉◆農業近代化資金 ◆市区町村制度資金

3.文化的・社会的貢献に関する事項

◆地産地消 

学校給食への地元農産物の提供やこども食堂の支援をするとともにファーマーズマーケットを通じて新鮮で安全・安心な農産物を地域住民の皆さまへお届けしています。

◆農業体験を通じた地域とのふれあい

地区農業祭での花の寄せ植えや大根引抜体験、世田谷区の次大夫堀公園教育田での稲作体験、JAスクール(組合員学習講座)などを通じ、自然の大切さや農を通じた地域との交流を深めています。

◆支店を拠点とした取り組み

地元産農産物の即売、こども食堂への食材提供など地域とのつながりづくりに努めています。
◆利用者ネットワーク化への取り組み

JAスクール(組合員学習講座)での様々な講座(「収穫体験」「家庭菜園セミナー」「親子クッキングセミナー」「農ツアー」「寄せ植え教室」等)や、当JAで公的年金を受給していただいている方が会員の「のぞみ会」では、いろいろな特典を用意して皆さまに楽しんでいただいております。

◆宮中新嘗祭献穀精粟
上祖師谷支部組合員と宮中献穀に向けた粟の栽培を行いました。(種子選別、御播種、抜穂など)当JAとしては19年ぶりの宮中献穀に向けて、これからも奉耕者、支部をはじめ多くの方々と連帯し、伝統・文化に貢献する活動に取り組みます。
◆SDGsへの貢献

小学校への食農教育、フードドライブ、福祉団体への農産物提供など、当JAの取り組みを通じたSDGsへの貢献をしています。
◆世田谷区との防災協定

災害時には千歳支店ホールを帰宅困難者に開放するとともに、地下には防災備蓄倉庫を設置して避難時の生活用品や非常用食料を備蓄しています。

◆情報提供活動  

<フェイスブック>https://www.facebook.com/jatokyochuo/

<LINE>https://lin.ee/yR6vNec    

<広報誌>

・まごころ:正組合員向けに年4回発行し、農業者の紹介、JAの取り組みや事業案内、地域情報などを掲載しています。

・まごころ+J:准組合員向けにエコ農家、農業イベントやJAからのお知らせを掲載しています。

・まごころ+C:都市農業を広く地域の皆さまへ知ってもらうための地域向け情報誌です。

<日本農業新聞>

本店、各支店の通信員から地域の話題を日本農業新聞へ出稿し、情報提供しています。

Ⅱ財務状況や事業に関する開示項目

1. 金融再生法開示債権(単体)

(単位:百万円)

債権区分

令和5年9月末

令和5年3月末

増  減

正常債権 注1

162,070

162,521

△451

要管理債権   注2

危険債権     注3

1,025

482

542

破産更生債権及びこれらに準ずる債権 注4

1

54

△52

合 計

163,097

163,058

38

注1:正常債権

・債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、下記以外に区分される債権をいう。

注2:要管理債権

・3カ月以上延滞債権:元本又は利息の支払いが約定支払日の翌日を起算日として3カ月以上延滞している貸出債権をいう。

・貸出条件緩和債権:経済的困難に陥った債務者の再建又は支援を図り、当該債権の回収を促進すること等を目的に、債務者に有利な一定の譲歩を与える約定条件の改定などを行った貸出債権をいう。(注)いずれも「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」「危険債権」を除く。なお、要管理債権は貸出金単位で分類します。

注3:危険債権

債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

注4:破産更正債権及びこれらに準ずる債権

破産、会社更生、再生手続きなどの事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに 準ずる債権をいう。

※正常債権には未収利息が含まれます。

 

2.単体自己資本比率(国内基準適用)
令和5年9月末

令和5年3月末

20.20%

20.94%

注1:預貯金等を取り扱う金融機関は、国内基準行で4%以上、国際統一基準行で8%以上の自己資本比率が求められています。また、JAバンク独自の自主ルール(JAバンク基本方針)は8%基準を採用しております。

3.主要勘定の状況 

(単位:百万円)

 

令和5年9月末

令和5年3月末

令和4年9月末

貯金

387,634

370,095

395,064

貸出金

162,986

163,000

165,624

預金

222,788

210,241

213,384

有価証券

21,792

17,453

40,370


4.有価証券時価情報

 

種類

 

令和5年9月末

令和5年3月末

帳簿価額

時価

評価損益

帳簿価額

時価

評価損益

その他

21,863

21,792

△70

17,223

17,453

229

注1:有価証券の時価は市場価格等に基づく時価としています。
注2:その他目的有価証券についての帳簿価額は、償却原価適用後、減損適用後の帳簿価額を記載しております。

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