世田谷区大蔵で農業を営む安藤さんは、畑で野菜を栽培しています。栽培している中でどうしてもできてしまうのでが、B級品と呼ばれている「規格外野菜」。味は変わらないため、フードロスの観点からも規格外野菜を近くの飲食店に使ってもらうようにみずから働きかけている。
今年はメロンの新種である「コロタン」の栽培に挑戦しましたが、収穫時期前に実が落ちたり、傷がついてしまったメロンができてしまったそうで、活用について近で飲食店を経営する土田さんと相談し、浅漬けやシロップ、加工してデザートや、ジャムにすることに成功しました。
加工がうまくいったものの一方で、「浅漬けは甘みが出てしまうから難しい」との感想もあり、まだまだ試行錯誤中。
安藤さんは「行き場所がないからと使い道を探すというより、規格外商品も味が変わらないということを知ってもらって、加工したものを正規品と同様に並べられるようにしていきたい。そして規格外商品を使った加工品も一つの世田谷ブランドになるように更に探っていきたい。」と話します。今後も活用方法について考え、新たな発想で消費者に届けていきます。