東京都世田谷区にあるJA東京中央ファーマーズマーケット二子玉川が、3月28日にリニューアルオープンし、連日多くの来店客が店に足を運んでいます。コロナ禍で来店客が増えたことを受けて農家の出荷も活発になり、地場産農産物を置くスペースを増やしたいという声が上がったこと、また、今まで簡易な作業場はあったが、きちんとした加工場を設置したいという生産者と職員の思いがあり、今回の改装に至りました。改装期間中は生産者がファーマーズマーケット二子玉川のインスタグラムに毎日登場してカウントダウンするなど、直売所のリニューアルを盛り上げました。
店舗内は限られたスペースを活用するためレジの場所を移動し、入り口から出口までスムーズに買い物ができるよう導線を確保した作りになりました。また、今まで2段だった地場産野菜の棚を3段にし、売り場を拡充しました。通路も広くとったため、混雑してもゆっくり野菜を見て選べるようレイアウトしました。その時の旬のもの・イチオシ商品を並べるための丸テーブルも2つ設置し、全体的に買い物がしやすいよう工夫を凝らしました。
リニューアルオープンの目玉は、新たな取り組みのひとつでもある地場産野菜で作ったスムージーの販売です。加工場所を作り、受取専用のカウンターも設置しました。このスムージーは、世田谷産野菜の過剰出荷や余剰品、規格外品などを無駄にすることなく使い食品ロスを防ぎたいという思いから、2022年度に試作や試飲を重ね、このほどようやく製造販売にたどり着きました。甘味料・水・氷を使わず素材そのものの味を楽しんでもらえるよう調整されており、生産者からも消費者からも高い期待を寄せられています。今回のリニューアルオープンを記念して、28日・29日の2日間限定で、合計831円以上購入した来店者にスムージーの無料チケットを配布するキャンペーンも行いました。