砧地区青壮年部は、世田谷区喜多見にある「世田谷区立
砧地区青壮年部は昭和25年4月に設立し、昨年4月に70周年を迎えた伝統ある部会です。JAの行事をはじめ世田谷区、東京都内の各地区の青壮年部と協力し、都市農業を守るため、消費者へ理解を醸成する活動や、区内住民を対象に講師として農業ボランティア育成に努めています。昭和61年から続く教育田での稲作体験では、平成7年から旧砧農協の諸先輩方から引き継ぎ、管理運営に携わっています。
田植えを翌日に控えた5月25日、砧地区青壮年部の皆さんが、苗取り等の準備のために次大夫堀教育田に集まりました。部長の荻野顕治さんが作業の流れを説明し、苗の準備、水田の代かき、浮いている藻を
5月、砧地区青壮年部の部員、世田谷区職員、JA役職員ら約100人で田植えを行いました。本来であれば、近隣の小学校や幼稚園などの教育団体や一般参加の区民など約15000人が参加して田植え体験をしますが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令中のため、昨年度に引き続き関係者だけでマンゲツモチの苗を植えました。10月、いよいよ稲刈りの日がやってきました。こうべを垂れるほどに実った稲の根元を持ち、鎌でザクザクとテンポ良く刈り取っていく砧地区青壮年部の皆さん。収穫したモチ米は精米して、地元の小学校や幼稚園にお配りします。
荻野部長は次大夫堀公園での活動を振り返り「教育田なので、子どもたちに米づくりという貴重な体験をしてもらいたい。今後もずっと水田を守っていけるよう現状をしっかりと維持していけるよう頑張っていく」とお話してくださいました。