世田谷区にある芦花小学校で6月1日、小学校2年生5クラスを対象にミニトマトの苗植えを行った。この取り組みは、世田谷区上祖師谷の高橋光正さんが小学校側に依頼され、8年前から始めたものだ。「先生!僕のは、できてますか?」青空の下、キラキラした眼差しで高橋さんに呼びかける子供達。好奇心の赴くままに熱心に質問する様子が印象的だった。これじゃあ土が少ないな、もっと入れないといけないよと指導に熱が入る高橋さん。その声からは、都市農業を広めたい真っ直ぐな思いが感じられた。
現在、都市農業を周知するため、世田谷区内にある小学校4カ所を回り、食育活動を行っている。今回のイベント終了後、高橋さんに対し、今後も継続して課外授業をするか尋ねると、「小学生への課外授業は今後もやっていきたい。子どもたちに教えるのは大変な作業なので、積極的にやる農家はいないが、都市農業のファンを増やすべく活動したい」と意気込んだ。