おいしい野菜を育てるためには日々の地道な作業が大切
世田谷区 福田 充利さん
年間を通して約40種を栽培
東京都世田谷区で農業を営む福田充利さんは、75aの畑で、トマトやブロッコリー・エダマメ・キャベツなどの野菜をメインに、ミカン・栗などの果樹も含め、年間を通して約40種類の農産物を栽培し、ファーマーズマーケットへ出荷しています。畑の傍にある庭先直売所は大人気で、昔懐かしい木製リヤカーの上に並べられた自慢の農産物と、農業体験で受け入れた子どもたちからの感謝の手紙が飾られており、穏やかな空気が流れていました。
屋上などの雨漏りを直す防水屋さんとして働いていた福田さんでしたが、お母さんのご病気をきっかけに就農。家業である農業を継ぐ覚悟はあったものの、予定していた時期よりも10年ほど早くなり、試行錯誤の毎日を過ごしたそうです。今の時期は毎日の水やりと夏野菜の誘引作業に追われており、特にキュウリの成長は早く、2~3日放っておくと枝が垂れてしまうため気が抜けません。おいしい野菜を育てるためには、日々の地道な作業が欠かせないとのことです。
千歳地区青壮年部の部長として都市農業を盛り上げる
「年々、地域の皆さんの『都市農業への理解』が強くなってきているように思う。私も、ファーマーズマーケットへの出荷物が被らないよう苗を植える時期をずらしたり、寒い時には保温ネットを2重にするなど地場産農産物が品薄にならないよう調整している。フードマイレージの観点からもその地域で採れた野菜を多くの人に味わってもらいたい」と笑顔を見せる福田さん。
また、農業に勤しむ傍ら千歳地区青壮年部の部長も務めています。4月には青壮年部主催イベント「チャリティー園芸市」を3日間開催し、約1万人の来場者を呼び盛況のうちに幕を閉じました。また、後輩の育成にも力を入れており、青壮年部活動の目的や意義、活動の大切さを繋いでいます。
福田さんは自身の今後について「農地はどんどん減ってきているが、子どもたちがジャガイモ掘りを体験できる場を提供したり、できるだけ残していけるよう働きかけを行っていきたい。これからは品目を絞り、安定生産を目指していく」と話し、意欲を見せました。
また、農業に勤しむ傍ら千歳地区青壮年部の部長も務めています。4月には主催イベント「チャリティー園芸市」を3日間開催し、1万人の来場者を呼び盛況のうちに幕を閉じました。また、後輩の育成にも力を入れており、青壮年部活動の意義や活動の大切さを繋いでいます。
福田さんは自身の今後について「農地はどんどん減ってきているが、子どもたちがジャガイモ掘りを体験できる機会を、できるだけ残していけるよう働きかけを行っていきたい。これからは品目を絞り、安定生産を目指していく」と話し、意欲を見せました。